GHL 3.1 リリースのご案内

GHL 3.1 が、以下のような機能で、'95年末にリリースの運びとなりました。新リ リースは勿論その速度も上がっており、即製品に使用しても現存のCADと遜色あり ません。また、許容誤差の判断や信頼性の向上も図られております。

2D自由曲線:共通法線と接線の計算
前リリースのGHLには、共通法線や接線を求める関数がありましたが、その計 算対象の曲線に制限がありました。3.1 では、自由曲線に対してもこの計算が出来る ようになり、全ての種類の2D曲線に対してこの計算が出来るようになりました。
3D複合曲線
前リリースでは、複合曲線は2Dに限られていましたが、これを3Dに拡張しま した。但し、3D形状では無意味な閉曲線の内外判定などの機能は省いてあります。
3D境界付曲面
境界付曲面は、曲面のパラメータ空間内の2D複合曲線群で定義される境界を持 つことが出来ます。境界は、「穴」を幾つ持っていても構いません。
3D曲面のファセット化
新たにサポートされた境界付曲面を含んだ任意の曲面を、3Dの3角形群にファ セット化する事が出来ます。ファセット群は B-rep 表現のトポロジーを持ち、元の 曲面との間のギャップが許容誤差で指定された値以下になるように生成されます。
3D曲面の面積計算
新たにサポートされた境界付曲面を含んだ任意の曲面の面積を計算できます。
曲面の交線計算は「接触領域」を返す事が出来るようになりました。
2枚の曲面が指定誤差以内で接している近傍は、「接触領域」となります。この 接触領域を返すことにより、上位のプログラムがより高度な判断をする事が出来、最 も微妙な場合の処理を安定化することが出来ます。

また、この関数を用いると、2枚の曲面の誤差がある程度以下の範囲を一度に知 ることが出来るので、様々な新しい機能を作り出すことが出来ます。

3D曲面の交線計算の改良
曲面の種類と場合によって交線が無限曲線になる場合があります(円柱同士 、円柱と円錐、円錐同士、等)。 前バージョンではこの「無限」の状況を報告する 機能はありませんでした。新バージョンではこれを報告する機能があります。
3D曲面のオフセット機能の改良
3D曲面のオフセット機能が強化され、特に、元の曲面に特異点がある場合の安 定度が増しました。
3Dフィレット機能の改良
3Dフィレット機能が強化され、特に、2枚の曲面が浅い角度で交わる場合の安 定度が増しました。

新機能についてのご質問がありましたら、以下の宛先へ御連絡下さい。

株式会社 精密形状処理研究所
FAX:03-5276-6478

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