GHL 3.4.7 patch 01 リリースノート

本ドキュメントでは、 GHL 3.4.7 に対するパッチ 01 の内容 について述べています。



変更された仕様

関数: [3D] gh3convCbsSTri_Rev2(), gh3convCbsSTri2_Rev2()
現在の Rev2 関数は細長いベース面を持つトリム曲面を処理すると必要以上に 多くの三角形を発生させる傾向があるため、そのようなトリム曲面が与えられ た場合に Rev2 関数自身で処理せず、Rev2 関数の内部からオリジナルの Rev1 関数 gh3convCbsSTri(), gh3convCbsSTri2() を呼び出して処理するようにし ました。

修正された不具合

関数: [3D] gh3ofstBscBss2(), gh3ofstRBscBss2(), gh3ofstBscBss3(), gh3ofstRBscBss3()
元の曲線に直線の部分が含まれる場合にオフセット結果がよじれることがあり ました。

関数: [3D] 自由曲面を対象とする交線関数
Gh__3intsSrfFfs_BzsOverlapTol が比較的大きな値 (デフォルト状態も含む) の場合に正しい交線が求まらないことがありました。

関数: [3D] 最短距離関数
GH__LMT_TOL が比較的大きな場合に正しい解が得られないことがありました。

関数: [3D] 最短距離関数
演算対象となる幾何要素が平行に近い関係になる部分を持つ場合に正しい解が 得られないことがありました。

関数: [3D] gh3intpCBsc(), gh3intpCBss(), gh3intpCBssC2()
プログラムが落ちる場合がありました。(バージョン 3.4.7 特有)

関数: [2D] 自由曲線を対象とする長さ関数 gh2leng*()
特異点を持つ曲線について正しい解が得られないことがありました。

関数: [3D] 自由曲線を対象とする長さ関数 gh3leng*()
特異点を持つ曲線について正しい解が得られないことがありました。

関数: [3D] gh3convCbsSTri_Rev2(), gh3convCbsSTri2_Rev2()
複数の穴を持つトリム曲線について正しい解が得られないことがありました。

関数: [3D] 曲線-曲面間の最短距離関数
正しい解が得られない場合がありました。

関数: [2D] gh2idntOPrmOPrm()
内部で無限ループ (再起呼び出し) に陥る場合がありました。

関数: [3D] gh3idntOPrmOPrm()
内部で無限ループ (再起呼び出し) に陥る場合がありました。

関数: [3D] gh3convCbsSTri_Rev2(), gh3convCbsSTri2_Rev2()
曲率の大きな部分を含むトリム曲面について正しい解が得られないことがありました。

関数: [2D] gh2inckPntCCmc()
内外判定を間違える場合がありました。

関数: [3D] 自由曲面を対象とする交線関数
曲面が非常に細長い場合に正しい解が得られない場合がありました。 なお、この問題を修正した結果、 解として得られる点列を構成する点の数が以前より若干増える場合があります。

関数: [3D] 二次曲線-自由曲面間の交線関数
交線に不要な揺れが含まれる場合がありました。

関数: [3D] gh3intsPlnCon()
解が点に縮退する場合に、第 4/5 引数に NULL が与えられているとプログラ ムが落ちるようになっていました。

関数: [2D] gh2projPntEll()
長径と短径の差が大きな楕円について正しい解が得られない場合がありました。

ファイル: [3D] ghlv3/src/3d/elmcrtn/gh3hndlStri.c
external として宣言されている内部関数がありました。

ファイル: [--] ghlv3/src/util/gh_utilNtre.c
external として宣言されている内部関数がありました。
貴重な時間を費やして、 不具合を御報告頂いた皆様に改めて感謝致します。 ありがとうございました。

GHL 企画/開発担当者

柿下 尚武	naokak@pml.co.jp	
長谷川 亨	hasegawa@sra.co.jp
鹿野 信幸	shikano@pml.co.jp
伊藤 英明	hideit@pml.co.jp

今後ともよろしくお願い致します。


Copyright (c) 2004 Precision Modeling Laboratory,Inc., Tokyo, Japan. All Rights Reserved.